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|b r o w n s| 稲の草原に包まれた素材だけの生花店
加須駅から徒歩5分、水田に囲まれた敷地。そこに生花店となる建築を依頼された。植物を扱う建築は最低限の所作としその成り立ちも素材も自然に近い物で有るべきだと考えた。素材は木、ガラス、コンクリート、金属それだけで構成し現しとしている。建築は必要な耐力壁を立て、その上に切妻の屋根を載せただけ。内部では揃う耐力壁が外部では異なる長さを持ち、その内外で植物、什器、家具のためのスペースとなる。夏の日差しや強い雨から植物と建築自体を守るため薄く深く突き出した庇が凹凸を持つ外壁にランダムな影を作り建築の陰影を豊かなものにしている。周囲の住宅からポツンと離れたこの生花店は荒野に佇む小屋のようだ。
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所在地: 埼玉県加須市
用途 規模 : 生花店 木造平屋建
敷地面積 : 914.09㎡
施工面積 : 62.03㎡
ブログ :b r o w n s b l o g
設計 *s t u d i o L O O P
構造 長谷川大輔構造計画|長谷川大輔 安田真弓
施工 小沢工業|岡田純一 高澤紀彦 大塚日香梨
写真 中村絵
掲載:
welivv(アメリカ)
月刊フローリスト 2020.05
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